
1階事務所のOAフロアを施工しています。
OAフロアとは?
要するに電気やLANなどの配線を自由にできるように、各種ケーブルのための道を縦横無尽に走らせた、システムフロアのことです。
写真のようなブロック上のものを床一面に敷き詰め、溝の部分に各種配線を巡らせます。
因みにこのブロック自体は、不陸調整の機能が備わっていないため、下地の床はビシッとレベルを取っておく必要があります。
現場では前もって、左官屋さんにレベラーモルタルを流してもらいました。
で、一通り配線が終わったら、溝の部分に鉄板の蓋を被せて、さらに置き敷きの床タイルを接着すると。
接着・・・お気付きのとおり、あんまり自由度が高いとは言い難い気もします。
接着と言っても、剥がして貼り直せるような接着剤ですから、まあ、お引渡し後も業者を呼ばずに配線を直すことは可能です。
この配線が煩雑にならず、全て床の中に納まるのですから、部屋の状況としては確かにスッキリします。
とても一般の住宅やマンションで登場するような代物ではありませんが、事務所などを考える方には割と一般的なシステムと言えるでしょう。
なお、仕上げについては、特に特筆すべきことも無く、普通の事務室となりますので、むしろ、写真の状態の方がメカっぽくて心躍ります。
今を遡ること26年前、世界初のCGを使った映画「トロン」を観て、なんかカッケぇ!と、子供ながらにときめいたのを思い出しました。
監督H