2013年01月02日

リノベーション見学

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弊社でも、大小さまざまな改修工事を行っていますが、最近のリノベーションのトピックスと言えば、やはりコチラ。東京駅でしょう。正月2日から、建築行脚に出掛けてきました。

ざっくりとした工事内容としては、戦災で焼失した部分の復元、基礎を兼ねた地下部分の新築、そして地下部分と上部構造の間に設けられた免震層、というところですが、やはり目を引くのは上部の復元部分ですね。
中央部から南北ドームにかけてのシンメトリーなファサードはなかなかに優雅で、国内随一のターミナル駅としての貫禄十分、といった印象です。

復元されたドームの内部も、ヨーロッパの主要ターミナル駅を思わせる高天井のスペースとなっていますが、こちらは正直言って、手狭に感じました。
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発着する列車の本数や利用者数を考えれば無理もないことですが、非常に窮屈で機能的な、現代的なコンコースと、明治時代をリバイバルしたドームとの空間感覚のギャップが、そのまま隣接しているような、何とも微妙な印象です。

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壁面・天井装飾の復元と保存も非常に奇麗な印象ではありました。

と、ここまで東京駅ネタで引っ張ってきましたが、本日最もご紹介したい建築は、実はコチラ。
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東京中央郵便局です。
何がどうという説明抜きに、単純にカッコイイと思いませんか。
いわゆるモダニズム建築の王道を行くシンプルさが、マルビルや東京駅を差し置いて、間違いなく本日のナンバーワンでした。

で、実はこれもリノベーションしてたりします。
写真では別の建物に見えるかも知れませんが、上部に見える硝子のカーテンウォールの高層棟は、下部の基壇部と一体になっているのです。
文化的価値の高い建築物を保存しつつ、現代的機能を持たせるリノベーションの手法として、この「そのまま乗っけちゃう」方法はあちこちで見受けられますが、私が個人的にその方法論をどう感じているかは、全身を写真に収めなかったことから、ご推察願いたく。

規模は違えど、リノベーション工事を請け負う建設屋として、また個人として、今後もこのテーマには深く付き合って行きたいと、そのためにいろんな事例を勉強せねばならんと、そんな感想を持った新年2日目でした。

監督H

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2012年11月01日

ペットのための…

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ここのところ、いくつかの現場を手がけています。

写真は、その現場の中の一つで、ペットのための火葬場と、お墓のある施設です。
朝から太陽の恩恵を受ける、気持ちの良い広場です。

もちろん私が手掛けるのはお墓の芝刈りなどでなく、今回は火葬場の方の内装工事を承りました。
お客様を迎える施設だけあって、全体としては大変手入れが行き届いている印象でしたが、築10年近いとあっては、クロスにも割れが出ていました。
今回はクロスの貼り替えにプラスして、鉄扉の塗装も行います。

実はご依頼主は、以前手掛けたM亭と同じお施主様で、今回もサクッとクロスを決めて頂き、仕上がってみると流石のコーディネートと、一同頷いておりました。

しかしながら、鉄扉にお選び頂いたピンクには、現地管理スタッフの方は微妙な反応…。
私個人としては、綺麗なピンクだと思われ、クロスとの調和も取れていると感じたのですが、ペットを弔う場所に鮮やかな色彩が入ってくることに、ちょっと抵抗感を感じるという意見もあるようで。

色の問題、正解が無いだけに、全てが正解とも言え、なかなかに難題です。

監督H



posted by Soko Soyo at 20:08| Comment(0) | 改修工事いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月31日

コンバージョン

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少々前になりますが、東京おもちゃ博物館なる施設へ遊びに行きました。
もちろん、私自身がおもちゃで遊ぶためではありませんが。

この施設は、廃校になった小学校の、その内部をリノベーションして作られています。
学校を文化施設に転用するやり方は、言ってしまえば良くあるパターンな訳ですが、そうは言っても実物を体験してみなくては、と思い立ち、四谷三丁目まで足を運んでみました。

上の写真はエントランスを入ってすぐ。
再利用っぽさが前面に出てまして、ともすると文化祭を思わせます。
うーん、と思っていろいろ回ってみると、中には面白いスペースもありました。

下の写真がその一つで、大きな室の中に遊具とも小部屋とも言える架構が建っています。
こう言う重層的な仕掛けって、建築好きの心をくすぐる気がします。何故か。

床はヒノキの無垢材とのことで、当然裸足で歩いてみます。
既に多くの人が歩いた床は、肌触りとしてはつるつる、見た目は傷だらけですが、確かに多孔質ならではの暖かさというかソフトさは感じられました。
個人的には広葉樹系の硬い床が好きな私ですが、これもこれで有りだな、と認識を改めました。

全体としては感動的、とまでは行かない印象でしたが、やっぱり建築は触ってなんぼ、感じてなんぼの世界だな、と思いました。
行ってみてはじめて気づくこと、勉強することばっかりで、これからもドンドン足を運んでみよう、とは思わせてくれる建物でした。

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監督H



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