2013年06月14日

自然にお直し

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昨日に続き、こどもセンターの修繕工事のご報告。
エレベーターの入り口ドアの周囲は、昨日ご紹介させて頂いた木製建具周りとは、補修方法を変えています。

そのココロは、まず何より打診してみたところ、クラックはあるものの、欠落の危険性は非常に少ないと判断されたこと。
そして、何らかの事情で木製建具の周囲より躯体の逃げが大きく、シール分のみの目地を綺麗に通すことが難しいこと、です。

で、それならばクラックの補修は補修で行って、その上で、これを覆う「自然な」意匠を考えよう、とそんな流れとなりました。市役所のご担当も、激しく同意されまして。

という訳で、自然に(?)直した結果が本日の写真。
まだ養生テープを剥がしていなくて、施工中の感は満載ですが、フンイキは伝わるかと。

材は変形しないようスプルースの練付材を使って、オイルで突板の木目を活かしつつ、ウレタン塗装で汚れが付くのを防いで、大工さんにきちっとトメに納めてもらって、さらにタッチアップの塗装も抜かりなく・・・
とまあ、新築と全く同様の材料・工法・工種を投入しつつ、「あたかも最初からそこに付いていたような化粧枠」を目指したのでした。

因みに、クラック自体はすっかり見えなくなってしまってますが、エポキシ樹脂でガッチリ補修してあります。これで、まず欠落の心配も無いかと思います。
残すは、養生撤去と、市役所ご担当のチェックのみ。

お子さんにも親御さんにも、また安心して利用して頂ける建物となれば幸いです。

監督H


posted by Soko Soyo at 23:17| Comment(0) | 改修工事いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月13日

地味にお直し

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こどもセンターの修繕工事も、あと一息というところまで来ています。

本日は欠落の危険があってモルタルを撤去した部分に、シールを施工しました。
写真のほぼ中央、木製の部材が建具枠で、右手の白い壁面が躯体部分、そして、その間に入っている一本のラインが、今回施工したシール部分となります。

内心は、屋内の建具周りですから、何となくシールで仕上げることに違和感を感じるかも知れない、と思っていましたが、壁の面積の大きさのおかげで、その違和感は解消されているようです。
これが、通常の戸建住宅サイズの壁であったり、その中の建具であったりすると、恐らくはこの不安は的中していたのではないかと思います。

幅750mm程度の廊下に付いた建具の、その枠周りに20mmのグレーのラインが周っていたら、これは意匠上はもう、邪魔以外の何者でもありません。
そもそも、木造住宅の木製建具なら、壁と縁を切るような施工なんて考える必要も無いですが。

で、現場では職人さんにもうひと手間かけてもらいます。
施設の利用時間のメインは、写真の工事の後、14時ごろから。
小学校の帰りにわんさかやってくる子供達の手から、シールを守らなければなりません。
反対に、乾ききってないシールがベッタリと洋服に付く事故も防がなければなりません。

ということで、わざわざクッション材で少し浮かして、シール打設部分を養生してもらいます。
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養生って、後にも先にも、本当に大事です。
その養生に手を抜かない職人さんに、感謝です。

監督H


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2013年06月06日

乾式

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本日は、こどもセンターの修繕に伺いました。
で、写真が建具周りのクラックの様子です。

内部の間仕切り壁もRCで施工する場合、通常建具まわりには「逃げ」と呼ばれるバッファを取ります。
木製の建具に対して、コンクリートの壁をピッタリの寸法で施工するのは、実質的に不可能なお話。
設計としても、逃げを取らない、という方針はまず有り得ないでしょう。

そこで生じるRCと建具の間の隙間をどう納めるか、そこが知恵の出しどころです。
この建物でもそうですが、まず真っ先に、普通に思い付くのはモルタルで埋める方法です。
コンクリートを打設し、建具を設置した後で、コンクリート壁と面を合わせてモルタルで壁を建具まで延長させる、そんなイメージです。

このようにモルタルのような練り物で施工する方法は一般的に「湿式」と呼ばれます。
湿式にも有利な点は諸所ありますが、これに対して昨今は「乾式」の方が人気があります。
人気の主な理由は、通常乾式の方が軽く、メンテナンスが容易で、工期が短縮できる、といったところでしょうか。(何でそうなのか、というところは皆さんで自習して頂ければ幸いです。)

この人気に倣う訳ではないのですが、ともかく安全とメンテナンス性を考慮しまして、今回も補修の方針は乾式を旨とします。
具体的には、クラックの入ったモルタル部分は撤去し、そこで現れてくる躯体と建具の取り合い部分には、シーリング材を充填します。

で、下の写真がモルタルを撤去したところ。

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この隙間をもう少し整えた後に、隙間をシールしていきます。
出来上がりの様子は、また後日ご紹介させて頂きます。

監督H


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